いちごとは・・・
甘くてジューシーないちごは、子供から大人まで大好きな食べ物で、一般的に"果物"と思っていますが、
農林水産省の区分では「果実的野菜(果菜)」に分類されるようです。
じつは果実と思って食べている部分は、花托(かたく)と呼ばれ、表面にある"つぶつぶ"が本当の果実ということらしいのです。
バラ科オランダイチゴ属に分類され、江戸時代にオランダ人によって伝えられたと言われています。
いちごの栄養と効能
いちごはビタミンCと葉酸が豊富で、ビタミンA(βカロテン)などのビタミン類やカリウム・カルシウム・鉄などミネラル分も幅広く含まれています。
ビタミンCは100g当たり約60mg含まれ、5-10粒食べれば1日に必要な量を摂取できます。
ビタミンCは100g当たり約60mg含まれ、5-10粒食べれば1日に必要な量を摂取できます。
ビタミンCは、疲労回復・免疫力向上・美白・美肌などの効果があり、葉酸には貧血予防改善や胎児の正常な発育を助ける働きもあり、女性などにもお薦めです。
さらに近年の研究成果では、いちごに含まれるエラグ酸やアントシアニンなどのポリフェノールなどが、アンチエイジングや眼精疲労の改善などに効果があるとされています。
また、いちごには糖分(ブドウ糖・果糖・ショ糖)の他にクエン酸やリンゴ酸なども含まれ、エネルギー補給や疲労回復にも効果が期待できます。
こだわりの栽培
ヒロファームでは新しい技術を積極的に取り入れ、品種改良にも取組んでいます。
皆さんに喜んでいただける "こだわりいちご" のために、減農薬で安全・安心ないちご作りを目指してまいります。
また、ハウス内環境データを解析し、いちごに最適な環境に制御することで健康で健全ないちごが育ちます。その結果病害虫に強くなり、美味しいいちごができるのです。
科学的な農業でいちごに最適な環境を作ってあげています
新技術への取り組み
紫外線照射ランプ
炭酸ガス局所施用
炭酸ガスは地球温暖化の問題から悪者になったりしますが、植物の光合成にはとても重要です。
しかしながら必要以上に炭酸ガスを施用することは環境問題や資源問題から好ましくありません。
"hirofarm"では、炭酸ガスを局所施用という方法で必要最小限の炭酸ガスをいちごに与え、効率よく生育を促しています。
施設園芸の先進国のオランダでは重工業地帯で排出される炭酸ガスをパイプラインで農業用グリーンハウスに運んで利用しています。
また、農業者が発電設備を持っていて自家発電し、余った電気は売電したりしますが、そこで副産物的に得られる炭酸ガスや熱エネルギーを利用して作物を作っています。
最近では日本でもこのような事例が出てきています。環境に配慮し、無駄のないエネルギー利用を実践することはとても大切なことですね。
安心・安全への取り組み
農薬をできるだけ減らす栽培を目指しています
当社ではお客様の笑顔のため、農薬を極力減らす努力をしています。
IPM(総合的病害虫管理)と呼ばれる天敵を利用した生物農薬や、天敵に優しい農薬や殺菌剤・フェロモンなどを使用して、
減農薬でも品質・収量を安定させる、"作る人にも食べる人にも安全・安心な いちご作り"を実施しています。
写真は、いちごに病気を運んでくるナミハダニを退治してくれるチリカブリダニです。
もちろん環境に対する影響や、人や動植物への影響はなく、安心安全な防除方法です。
高濃度炭酸ガス 病害虫防除法
化学農薬に頼らず、いちご苗の病害虫を防除する高濃度炭酸ガス処理装置を導入しています。
冬季の施設いちご栽培では、外部からの病害虫の侵入は少ないですが、苗からの病害虫の持ち込みを未然に防ぐことが大切です。特にハダニの持込みを防ぐことで、イチゴの生育が向上し、その後の品質や収量に好影響を与えます。
消費者目線での安心安全で高品質なイチゴ作りには、とても効果的な病害虫防除法と言えます。
消費者目線での安心安全で高品質なイチゴ作りには、とても効果的な病害虫防除法と言えます。